筋力トレーニングやダイエットをすると女性化乳房症は目立たなくなるのか
- 2026年9月18日
- 日帰り手術
「胸のふくらみが気になるけど、痩せれば目立たなくなるのでは?」
女性化乳房症の方はこのように考え、筋トレやダイエットをする方が非常に多いです。確かに、皮下脂肪のみが増大する「偽性女性化乳房症」の多くは筋トレやダイエットによって目立たなくなります。しかし、乳腺+皮下脂肪が増大する真性女性化乳房症ではそれほど単純な話ではありません。
確かに筋トレをすることによって大胸筋が発達し、皮下脂肪が減少することによって女性化乳房症が目立ちにくくなることはあります。しかし、乳腺組織そのものが減るわけではないため、乳輪直下および周囲の乳腺の膨らみは残存します。そのため、最終的に筋トレだけでは満足するような形態にまではならないことが多いようです。特に薄いTシャツを着たときの乳輪および周囲の膨らみを気にする方が多いです。
ダイエットでも同様に脂肪組織は減少するものの、乳腺組織が小さくなるわけではありません。さらに、過度なダイエットをした場合、筋肉も萎縮することによってむしろ乳腺組織が強調され、逆に目立つことさえあります。
そのため、過度なダイエットは控え、まずは適正体重を目指して大胸筋を含めた筋力トレーニングを行うことで、胸の見た目がどの程度改善するか確認するのはありだと思います。しかし、それだけで満足できる方は少なく、気になるときは医療機関を受診することをお勧めします。


監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長
皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。
皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。