脂漏性皮膚炎|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|目黒区・池尻大橋駅

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脂漏性皮膚炎

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脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)とは?

皮膚に常在しているマラセチアという真菌が、毛穴で皮脂を分解する際に炎症を引き起こすことで発症します。

大人にも子供にも起こりますが、特に生後2~3週ころに生じるものは乳児脂漏性皮膚炎といいます。この疾患は母親から受け継いだアンドロゲンというホルモンの作用によって皮脂の分泌が増加することによって起こります。大人に起こる脂漏性皮膚炎はマラセチアのみではなく、ビタミンB群の不足、乾燥、ストレス、紫外線、肥満などが関与しています。

脂漏性皮膚炎の症状

頭部、眉間、眉毛、鼻周囲などの皮脂を多く分泌する部位に発生し、左右対称性に鱗屑(フケのような白い粉)が付着します。痒みが出ることがありますが、多くの方はそれほど強い痒みではありません。

脂漏性皮膚炎の治療

乳児脂漏性皮膚炎は生後4~8か月頃までに自然に軽快します。そのため、特別な治療は必要なく、通常のスキンケアを行ってください。

成人の脂漏性皮膚炎の治療は、ステロイド外用薬や抗真菌外用薬を用います。炎症やかゆみが強い時期はステロイド外用薬で治療し、途中で抗真菌外用薬に切り替えることもあります。しかし、外用を行ってもすぐに治癒することはなく、多くの方は軽快と悪化を繰り返しながら、徐々に治癒していきます(下の図のようなイメージです)。正しく外用を行ったとしても悪化することもありますので、途中で外用を中止せず根気よく治療を続けてください。

頭を強くこすらないように丁寧に洗髪し、皮脂や鱗屑を取り除くことも重要です。抗真菌成分、抗酸化成分を含むシャンプーやリンス(コラージュフルフル)がありますので、サンプルをお渡ししています。また、ストレスや睡眠不足を避け、規則正しい生活をする、ビタミンB群を多く含んだバランスの良い食事(豚肉、レバー牛乳、ほうれん草、トマト、椎茸など)をするなどの日常生活の工夫も重要な治療です。

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