尋常性ざ瘡(ニキビ)|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|目黒区・池尻大橋駅

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尋常性ざ瘡(ニキビ)

尋常性ざ瘡(ニキビ)|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|目黒区・池尻大橋駅

尋常性ざ瘡(ニキビ)

ニキビと表現される中には、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビ、ニキビ跡、色素沈着などさまざまなものが混在していることが多く、皮膚の状態に合わせて治療を行います。

当院では有効性が認められているニキビ、ニキビ跡治療のほとんどを行っていますので、保険診療、自由診療を問わず最善の治療法を提示することができます。ただし、保険診療でも十分な治療をできることがほとんどであり、原則として保険診療の治療で効果が不十分なときに自由診療の治療を行う方針にしています。

保険診療

ニキビを予防する(ニキビができにくい肌質に変える)外用薬と、すでにできたニキビを治療する外用薬を使います。しかし、ニキビができにくい肌質に変わるには数か月かかりますので、ニキビの外用薬は継続することが重要です。

1.ニキビを予防する薬

毛穴のつまりを取り除く効果があるディフェリンゲル、ベピオゲル(ベピオローション)、エピデュオゲルが代表的です。使い始めて数日後に赤み、皮むけ、ヒリヒリ、乾燥などの副反応を生じることがありますが、こうした症状は数週間で徐々に軽快します。1日1回、化粧水と乳液の後にニキビができやすいところ全体に塗布してください。ただし、副反応が心配な方は小範囲から始めることをお勧めします。

ニキビを繰り返す方や白ニキビが多い方は、こうしたニキビを予防する薬を継続して下さい。ニキビができにくい肌質に変わるには少なくとも3か月間はかかりますので、外用薬は継続することが重要です。

12歳未満の方は使用することができません。

 

2.ニキビを治療する薬

ゼビアックスローション、ダラシンTゲル、アクアチム軟膏が代表的です。すでにできている赤ニキビ、黄ニキビを治療する効果があり、ニキビを予防する薬と併用します。

ダラシンTゲル、アクアチム軟膏は1日2回塗布する必要がありますが、ゼビアックスローションは1日1回の塗布でいいため、ゼビアックスローションが最も広く用いられています。

3.抗生物質

赤ニキビ、黄ニキビに対する高い効果があります。効果が高く、即効性があるため、炎症が強いニキビができているときに用います。しかし、ニキビに対する抗生物質は長期間飲み続けるものではありませんので、最大で2週間程度の内服とします。

4.漢方薬

十味敗毒湯、清上防風湯、荊芥連翹湯、桂枝茯苓丸などを用います。効果は個人差がありますが、繰り返すニキビやニキビ跡の赤み(炎症後紅斑)に有効なことがあります。

自由診療

洗顔石鹸やケミカルピーリングは副作用が少なく、気軽に試してもらいたい治療です。

保険診療で治療をしてもコントロールできない重症ニキビの方はイソトレチノイン(アクネトレント)が重要な治療選択肢になります。

1.洗顔石鹸

ニキビ治療に洗顔は重要です。1日1~2回、ニキビ肌用(ノンコメドジェニック)の洗顔石鹸を泡立てて、泡で洗うイメージで洗顔してください。当院では洗顔石鹸としてスキンピールバー(サンソリット社)を勧めております。

2.イソトレチノイン

イソトレチノイン(アクネトレント)は、皮脂腺の退縮、抗菌作用、抗炎症作用を有する内服薬です。海外では広く用いられていますが、日本では保険適用でなく、重症ニキビ治療の最終選択肢という位置付けです。

6か月間を目安に内服しますが、肝機能、腎機能や血糖値に影響を与える可能性があるため、定期的な採血が必要です。

以下の方は内服することができません。

・妊娠中や妊娠を予定している方、授乳中の方(胎児に影響を与える可能性があるため):内服終了後も男性は1ヵ月、女性は6ヵ月間は妊娠を避けてください。

・12歳以下の方(骨の発達抑制の可能性があるため):18歳未満の男性、15歳未満の女性も原則として内服を控えていただいています。

・大豆アレルギーがある方:薬に大豆油が含まれているため

・肝臓の病気や脂質異常症(高脂血症)がある方

・テトラサイクリン系の内服薬(ミノマイシン、ビブラマイシンなど)を使用している方

・ビタミンA過敏症の方

3.ケミカルピーリング

毛穴のつまりや古い角質を取り除き、皮膚の新陳代謝を促します。ゆっくりとニキビ跡を改善させる効果が期待できますが、ニキビができにくくなることに加え、肌質を改善させることに大きな効果があります。2週間~1か月に1度のペースで行いますが、多くの方は1回行っただけでも肌質が改善したことを実感できます。

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