
ルビーフラクショナル
ルビーフラクショナル
シミなどに対するQスイッチレーザーを用いた従来の治療は、シミ全体に面状に照射をすることでメラニン色素を破壊するものでした。しかし、かさぶたなどのダウンタイムが生じることや炎症後色素沈着のリスクが高いこと(日本人は半数以上の方に生じる)、1~2週間ほど軟膏処置・創傷被覆材などのアフターケアを要することが欠点でした。
ルビーフラクショナルとは、694nmの波長のルビーレーザーを細かく点状(フラクショナル状)に照射することで、麻酔やアフターケアが不要、かつ色素沈着などのリスクを最小限にした治療法です。そのため、日光性色素斑や雀卵斑(そばかす)、ADMなどを最小限のダウンタイムで治療することができ、照射部位を含めて翌日からメイクができます。
ただし、照射範囲が点状となるため1回で得られる効果はスポット照射より低くなるため、複数回(3~5回程度)の照射が必要です。
当院では、イタリアのQuanta社製の最新型ピコレーザーである「Discovery PICO PLUS(ディスカバリーピコプラス)」を採用しています(国内承認機)。ディスカバリーピコプラスは、532nm、694nm、1064nmという3波長を有し、532nmと1064nmの2波長はピコ秒(ピコレーザー)とナノ秒(Qスイッチレーザー)で発振することができ、532nm、694nm、1064nmの3波長はナノ秒で発振することができます。つまり、最新のピコレーザーに加え、従来のQスイッチレーザーの機能を備えた次世代型のレーザーです。
3波長を組み合わせることによって、従来のレーザーでは治療が難しかった薄いシミや多彩な色のタトゥーなども治療できるようになりました。また、他のピコレーザーと比較し、均一な照射を行うことが可能であり、高い治療効果と合併症のリスクを軽減することができます。
全顔 |
1回 |
33,000円 |
3回 |
88,000円 |