ダーマペン4
ダーマペン4
ダーマペン4とは33Gという極細の16本の針を用いて皮膚に微細な穴を空けることで創傷治癒を通して皮膚の再構築を促す治療です。針の深さは0.2~3.0mmまで調整することができ、部位や治療目的に応じて設定を変更することができます。
当院では施術する部位や目的によって針の深さを変更し、ヒアルロン酸を直接皮膚に導入することによって最大限の治療効果が出るように取り組んでいます。表面麻酔を使用しますので、施術中の痛みは最小限です。
1度の施術で皮膚の質感改善効果を実感できることが多いですが、ニキビ跡や毛穴、毛孔性苔癬は3~5回程度継続することが必要です。ただし、効果には個人差があるため、5回治療を行ったとしても効果を認めないときは、それ以上の治療の継続はお勧めしていません。
洗顔は6時間後から、メイクは翌日から行うことができます。
施術当日は赤みが出ますが、翌日には大きく改善し、3~5日程度で軽快します。極細の針を使うためキズ跡は残りません。ダウンタイム中はこすり過ぎと日焼けをしないように注意して下さい。
ダーマペンもフラクショナルレーザー(ablative)も皮膚の表面にあえてキズを作り、適切な創傷治癒を起こすことで皮膚の再構築を行う治療法です。一般的には、皮膚の再構築の際にコラーゲンが生成されることでrejuvenation効果が得られるとされていますが、実は詳細な機序はわかっていません。このキズを作る操作を極細の針で行うのがダーマペン、レーザー照射で行うのがフラクショナルレーザーであり、基本的に同じ原理に基づく治療法です。
ダーマペンは0.2~3.0mmまでの深さで針を刺すことが調整できることに対し、当院で用いているフラクショナルレーザー(eCO2 Evolution)では皮膚を障害する深さ、密度、大きさを変更することができます。そのため、フラクショナルレーザーの方が高い治療効果が期待できます(厳密には設定を微調整することにより治療効果とダウンタイムなどのバランスを調整しやすいのがフラクショナルレーザーです)。
しかし、フラクショナルレーザーは良いことだけではありません。表面麻酔を行いますが、治療効果が高い代わりに、施術中の痛みはダーマペンよりやや強くなります(痛みが強いときは針の深さや照射の出力を変更することができますので、我慢できないときはお申し出ください)。
また、ダーマペンのダウンタイムが3~5日ほどであることに比べ、フラクショナルレーザーは5~7日とやや長くなります。また、炎症後色素沈着が生じるリスクはフラクショナルレーザーの方がやや高くなります。
まとめると、ダーマペンもフラクショナルレーザーも治療効果を発揮する機序は基本的に同じですが、フラクショナルレーザーは皮膚を障害する深さ、範囲、密度を微調整することができるので、フラクショナルレーザーの方が高い治療効果を期待できます。しかし、その代わりに施術中の痛み、ダウンタイム、炎症後色素沈着のリスクはフラクショナルレーザーの方が高くなります。
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ダーマペン4 |
フラクショナルレーザー(ablative) |
皮膚の障害方法 |
針 |
レーザー照射 |
麻酔方法 |
表面麻酔 |
表面麻酔 |
治療効果 |
中程度 |
高い |
ダウンタイム |
3~5日 |
5~7日 |
炎症後色素沈着 |
リスク低い (可能性はごく低い) |
リスクあり (可能性は低い) |
痛み |
軽度 (調整可) |
中程度 (調整可) |
治療頻度 |
1カ月に1度 |
1カ月に1度 (炎症後色素沈着があるときは避ける) |
ダーマペン4とPRX-T33というコラーゲンピールを組み合わせた治療です。コラーゲンピールとはコラーゲン生成を促すピーリング剤で、マッサージピールにも用いられる薬剤です。ダーマペン4とコラーゲンピールの相乗効果により、治療効果が高くなります。
全顔 1回 | 11,000円 |
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全顔 1回 | 22,000円 |
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全顔 5回 | 88,000円 |