白唇部と後頸部のホクロに対する炭酸ガスレーザー治療は要注意
- 2026年9月16日
- レーザー治療
「きれいに治す」という観点から、顔と首のホクロは炭酸ガスレーザーによる治療をお勧めしています(詳しくは当院の色素性母斑のページをご覧ください)。しかし、「白唇部と後頸部は例外」であることは注意が必要です。「白唇部」とは鼻と赤唇の間の部位のことで、「後頸部」とは首の後ろのことです。
白唇部や後頸部は、皮膚の動きが大きく、皮膚にかかる張力などの機械的刺激の影響によって肥厚性瘢痕を生じやすい部位です。ただし、これはレーザー治療だけに特有の問題ではなく、手術でも同様にリスクを伴います。そのため、「全ての顔や首のホクロは炭酸ガスレーザーできれいに治る」と考えるのは誤りであり、顔や首のホクロであっても部位、大きさ、深さ、患者さんの体質などを考慮して治療方針を相談することが大切です。


監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長
皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。
皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。