瘢痕形成術を行う際に悩ましい縫合糸痕
- 2026年6月17日
- 形成外科

瘢痕形成術を行う形成外科医をときに悩ませるのが赤の矢印の縫合糸痕(suture mark)です。瘢痕切除の際に目立つ縫合糸痕も切除する必要があるので、切除範囲が長軸・短軸方向に長くなる傾向があります。
真皮縫合を行い皮膚縫合の糸を締めすぎない、過度にバイトを大きくしない、太い糸を使わない、極力マットレス縫合をしない、抜糸を適切な時期に行う、などを守ってくれると縫合糸痕は残りにくくなりますし、瘢痕形成術も行いやすくなります。
若手医師は参考にしていただけると幸いです。

監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長
皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。
皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。