細かく縫うほどキズはきれいに治る?|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|目黒区・池尻大橋駅

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医療コラム

細かく縫うほどキズはきれいに治る?|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|目黒区・池尻大橋駅

細かく縫うほどキズはきれいに治る?

クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。

あるクリニックのホームページに「当院は細かく縫合するのでキズがきれいに治ります!」と書いてありました。確かに「細かく縫う=キズがきれいに治る」というイメージがある方もいると思いますが、本当に細かく縫うとキズはきれいに治るのでしょうか?

これに対する答えは「状況によってYesにもNoにもなる」というのが正確だと思います。
下の図のように、ホクロを取る際は基本的に紡錘形に切除して縫合しますので、同じ長さの創縁を縫い合わせます。このような状況では、形成外科医や皮膚科医は、真皮縫合(皮膚の下を吸収される糸で縫うこと。糸は表に出ない。)を正しく行えば、皮膚を細かく縫う必要はないと考えています。むしろ細かく皮膚を縫合することで皮膚の血流を阻害し、逆に目立つ瘢痕(キズ痕)になるリスクがあります。
しかし、眉毛下皮膚切除術のように縫合する創縁の長さが異なるとき(上が短く、下が長いことが多い)は、どれほど真皮縫合を正しく行ってもわずかな段差(創縁の高さの違い)は残ります。そのため、このわずかな段差を修正するために皮膚を細かく縫合します。顔の皮膚は血流がいいので、細かく縫合することによる血流障害のリスクは低いです。
いずれにしても細かく縫うことが絶対的な正解ではなく、専門医は皮膚の厚さや部位、緊張の強さ、創縁の長さの違い、感染のリスク、血流などを考えながら最適の縫合を行っています。そのため、専門医が治療したときは、皮膚を細かく縫合されてなくても心配不要だと思います。

藤木政英

監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長

皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。

皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。

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