なぜ形成外科医は盛り上げて縫合するのか?|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|池尻大橋・渋谷・三軒茶屋

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医療コラム

なぜ形成外科医は盛り上げて縫合するのか?|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|池尻大橋・渋谷・三軒茶屋

なぜ形成外科医は盛り上げて縫合するのか?

クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。

皮膚全層に及ぶ創傷に対してキズがきれいに治るかどうかは様々な因子に左右されます。一般的に創傷の部位、血流、体質、感染の有無、アフターケアなどが関連する因子に挙げられますが、医師の技術に左右される因子の1つが「真皮にかかる張力」です。

真皮にかかる張力が小さいほどキズはきれいに治る傾向がありますので、特に体幹では真皮を縫合する前に浅筋膜(ときに深筋膜も)を適切に縫合することで真皮に張力がかからないようにしています。その結果としてこのように盛り上がった状態になりますが、この盛り上がりは数カ月で平坦になりますので心配は不要です。

もちろん全ての縫合をこのように盛り上げているわけではありませんが、私達はキズがきれいに治るようにさまざまなことを考えながら縫合しています。

藤木政英

監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長

皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。

皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。

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