イソトレチノインは内服終了後いつまで体内に残るのか?|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|池尻大橋・渋谷・三軒茶屋

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医療コラム

イソトレチノインは内服終了後いつまで体内に残るのか?|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|池尻大橋・渋谷・三軒茶屋

イソトレチノインは内服終了後いつまで体内に残るのか?

イソトレチノインは、皮脂腺の退縮、抗菌作用、抗炎症作用を有する内服薬です。そのため、ニキビ、毛穴、皮脂などに対する治療として用いられています。

イソトレチノインの血中半減期(血中濃度が半分になるまでの時間)は約10~20時間、主な代謝物である4-oxo-isotretinoinの半減期は約1日程度です。そのため、内服を終了すると血中濃度は数日間で大幅に低下します。海外の医薬品情報では、内服終了後おおよそ2週間で内服による血中濃度の影響はなくなるとされています。「内服を終了すると意外に早く血中濃度が下がる」と思われた方もいるかもしれませんが、胎児への影響については非常に慎重な安全管理が必要なため、妊娠する可能性のある女性は内服中と内服終了前後1カ月間は確実な避妊をしてください(当院は安全管理の考えから内服終了後6ヵ月間は避妊をお願いしています)。また、献血も内服中・内服終了後1カ月間は行わないでください。

これに関連し、イソトレチノインは創傷治癒を遷延させることがあるため、以前は内服中または内服終了直後は手術やレーザー治療を避けるべきとされていました。しかし、近年は、小さな体表手術、脱毛、ピーリング、ダーマペン、フラクショナルレーザー(ablative/non-ablative)などは、内服中でもお受けになることができると考えられています。しかし、高侵襲の手術やレーザー治療は避ける方が無難です。ただし、どの程度まで許容できるのかはクリニックや医師によって考えが異なります。そのため、イソトレチノインを内服中に手術やレーザー治療を希望する方は事前にクリニックにお問い合わせすることをお勧めします。

藤木政英

監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長

皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。

皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。

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