全身麻酔が子供の発達に与える影響
- 2023年6月19日
- その他
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。
先天性眼瞼下垂や広範囲のあざのレーザー治療などで全身麻酔が必要になる子供達がいますが、「全身麻酔は発達に影響すると聞いたことがあるのですが・・」という質問を受けることがあります。全身麻酔下のあざのレーザー治療は10か月頃から始めることもありますので、ご両親が不安に思うのも当然だと思います。
全身麻酔が子供の発達に与える影響に関して多くの報告がありますが、実は今でも一定の結論は出ていません。ただし、仮に影響があるにしても、その影響はごく軽微なもので、教育や環境などの方がよほど大きい影響を与える因子であるというのが一般的な考え方です。
そのため、疾病の治療のために担当医が全身麻酔が必要と判断したときは、治療を受けることを優先していいと私は考えています。
監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長
皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。
皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。