乳児血管腫が多発すると要注意?
- 2026年9月21日
- レーザー治療
乳児血管腫の多くは皮膚だけに生じ、個数も1~2個程度のことがほとんどです。しかし、皮膚に多発している場合は、肝臓にも血管腫が存在することがあるため注意が必要です。
アメリカのガイドラインでは、皮膚に乳児血管腫が「5個以上」ある場合、肝臓の血管腫を調べるために腹部超音波検査を行うことが推奨されています。実際、皮膚に乳児血管腫が5個以上生じた乳児を調べた研究で、16%に肝臓の血管腫を認めたとする報告があります。そのため当院では、皮膚に乳児血管腫が5個以上みられる場合には、大学病院や総合病院の小児科に紹介しています。
ただし、肝臓に血管腫が見つかったからといって、必ずしも治療が必要になるわけではありません。血管腫の数や大きさ、血流の程度、肝臓病変の広がり、心臓への負担、甲状腺機能などを総合的に評価して、治療方針を検討します。

監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長
皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。
皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。