IPLとルビーフラクショナルの違い
- 2026年1月30日
- レーザー治療
「IPLとルビーフラクショナルのどちらがいいの?」との質問をいただきますが、IPLとルビーフラクショナル違いを理解することで治療法を選択しやすくなります。
わかりやすさを優先して表現すると、IPLは400~1200nmという広い波長を有する光治療であり、主にメラニンや毛細血管を破壊する治療です。通常ダウンタイムや合併症はほとんどなく、シミ・くすみ・赤みのいずれもマイルドに治療していくイメージです。
その一方で、ルビーフラクショナルは694nmというメラニンに吸収されやすい波長のレーザーを点状(フラクショナル状)に照射するものです。694nmという波長はヘモグロビンにはほとんど吸収されないため、メラニンを選択的に破壊します。ダウンタイムは短いですが、赤みや腫れが数時間~2日間ほど続きます。可能性は低いものの炎症後色素沈着や毛嚢炎などが起こる可能性があります。
つまり、IPLは「マイルドに皮膚をきれいにしていく」、ルビーフラクショナルは「シミやくすみを最小限のダウンタイムで治療する」イメージがわかりやすいと思います。ともに皮膚のrejuvenation効果も期待できますが、マイクロクラスト(小さなかさぶた)が起こるリスクはあります(1週間ほどで剥がれます)。また、ともに1度の治療で十分な効果を実感できることは少なく、IPLは5回前後、ルビーフラクショナルは3~5回程度お受けになることを推奨しています。
こうしたことを背景として「IPLではシミやくすみの改善に満足できなかったのでルビーフラクショナルを受けてみたい」、「まずはルビーフラクショナルでメラニンを除去し、全体的にIPLできれいにしていきたい」という治療方針は(肝斑がない場合は)妥当であると考えられます。
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IPL |
ルビーフラクショナル |
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波長 |
400~1200nm |
694nm |
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治療対象 |
主にメラニン・毛細血管 Rejuvenation |
主にメラニン Rejuvenation |
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治療効果 |
マイルド |
メラニンに高い効果 |
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推奨回数 |
5回程度 |
3~5回 |
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ダウンタイム |
ほとんどなし マイクロクラストができることあり |
数時間~2日(赤み・腫れ) マイクロクラストができることあり |
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麻酔 |
不要 |
痛みに弱い方は必要 |
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合併症 |
ほとんどなし |
まれにあり(炎症後色素沈着・毛嚢炎など) |
監修 クリニックひいらぎ皮膚科形成外科
当院は、皮膚・体表の病気に対する「日帰り手術」「レーザー治療」を専門的に行うクリニックです。
一般的な大学病院の3~4倍にあたる年間3000件以上の日帰り手術を行っており、皮膚腫瘍・皮下腫瘍などの小さな手術からリンパ浮腫などこれまで大学病院でしか行われていなかった高難度の手術まで行っています。
多くの方の期待に応えることができるように日々真剣に医療を提供しています。
病気やケガ、その後遺症、加齢性変化に悩む方に、医学的根拠に基づき、誠実に医療を提供するクリニックでありたいと思います。