静脈湖の治療で知ってもらいたいこと
- 2024年2月13日
- 日帰り手術
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。

静脈湖とは、くちびるにできる暗青色の良性疾患です。
自然に改善することはありませんので治療を受けることをお勧めしますが、治療は手術、あるいは炭酸ガスレーザーが選択肢になります(他の治療法も報告されていますが、治療効果などの点で問題がありますので割愛します)。どちらの治療を受けてもいいのですが、「くちびるの粘膜(赤唇)の中にキズがおさまる方法」を選択してください。
赤唇はキズがきれいに治りやすく、多くの方はどこを治療したかわからないほどになります。しかし、皮膚のキズはどれほど丁寧に治療をしたとしてもキズ痕(瘢痕)として残ってしまいます。そのため、静脈湖の治療では、赤唇の中にキズがおさまり皮膚にキズ痕を作らない方法が最善です。皮膚と比べて、なぜ赤唇のキズがきれいに治るかについては不明な点が多いのですが、粘膜の上皮細胞や間葉系細胞という細胞の働き、またその相互作用の違いがあると言われています。
この画像の方は、他院で手術を提案されたようですが、手術を受けると皮膚にキズ痕ができてしまいます。そのため、炭酸ガスレーザーで皮膚にキズを作らないように治療しました。
治療後2週間の時点できれいに治癒していることがわかります。若干の陥凹(くぼみ)がありますが、3ヵ月ほどでほぼ目立たなくなります。
静脈湖はありふれた病気であり、悩んでいる方は多いため、お気軽にご相談ください。
監修 クリニックひいらぎ皮膚科形成外科
当院は、皮膚・体表の病気に対する「日帰り手術」「レーザー治療」を専門的に行うクリニックです。
一般的な大学病院の3~4倍にあたる年間3000件以上の日帰り手術を行っており、皮膚腫瘍・皮下腫瘍などの小さな手術からリンパ浮腫などこれまで大学病院でしか行われていなかった高難度の手術まで行っています。
多くの方の期待に応えることができるように日々真剣に医療を提供しています。
病気やケガ、その後遺症、加齢性変化に悩む方に、医学的根拠に基づき、誠実に医療を提供するクリニックでありたいと思います。