再発する睫毛内反は内眼角贅皮が原因かも?
- 2023年5月19日
- 日帰り手術
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。
睫毛内反(しょうもうないはん)とはいわゆる「逆さまつげ」のことです。内眼角贅皮とは一般的に蒙古ひだと呼ばれ、目頭側に張り出した皮膚のことをいい、睫毛内反の原因となります。
睫毛内反の治療の最大の問題点は手術をしても内側が再発しやすいことです。そのため、当院では再発しやすい内側に配慮し、内眼角贅皮が目立つ方は内眥形成術(ないしけいせいじゅつ)も同時に行っております。
内眥形成の方法はいくつかありますが、最も手術瘢痕が目立ちにくく、自然な形態になりやすいZ形成術が適用になる方がほとんどです。一般的に美容外科で行われている術式と同じものになりますが、疾病に対する手術であるため極端に変化することなく、自然な形態を維持しながら治療することが重要だと考えています。
睫毛内反の手術をしても再発した方はぜひ当院にご来院下さい。
睫毛内反に対する内眥形成術
【リスク・合併症】
再発(特に内側)、手術瘢痕、痛み、腫れ、皮下出血、感染、左右差など
【費用(片側あたり)】
3割負担 約50000円
1割負担 約17000円
監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長
皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。
皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。