静脈湖の治療で知ってもらいたいこと|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|目黒区・池尻大橋駅

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医療コラム

静脈湖の治療で知ってもらいたいこと|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|目黒区・池尻大橋駅

静脈湖の治療で知ってもらいたいこと

クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。

静脈湖とは、くちびるにできる暗青色の良性疾患です。

自然に改善することはありませんので治療を受けることをお勧めしますが、治療は手術、あるいは炭酸ガスレーザーが選択肢になります(他の治療法も報告されていますが、治療効果などの点で問題がありますので割愛します)。どちらの治療を受けてもいいのですが、「くちびるの粘膜(赤唇)の中にキズがおさまる方法」を選択してください。

赤唇はキズがきれいに治りやすく、多くの方はどこを治療したかわからないほどになります。しかし、皮膚のキズはどれほど丁寧に治療をしたとしてもキズ痕(瘢痕)として残ってしまいます。そのため、静脈湖の治療では、赤唇の中にキズがおさまり皮膚にキズ痕を作らない方法が最善です。皮膚と比べて、なぜ赤唇のキズがきれいに治るかについては不明な点が多いのですが、粘膜の上皮細胞や間葉系細胞という細胞の働き、またその相互作用の違いがあると言われています。

この画像の方は、他院で手術を提案されたようですが、手術を受けると皮膚にキズ痕ができてしまいます。そのため、炭酸ガスレーザーで皮膚にキズを作らないように治療しました。

治療後2週間の時点できれいに治癒していることがわかります。若干の陥凹(くぼみ)がありますが、3ヵ月ほどでほぼ目立たなくなります。

静脈湖はありふれた病気であり、悩んでいる方は多いため、お気軽にご相談ください。

藤木政英

監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長

皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。

皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。

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