皮膚良性腫瘍の治療は専門クリニックで受けることを勧める理由
- 2024年8月28日
- 日帰り手術
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。
大学病院などの大きな病院の皮膚科や形成外科では、
①初診(診察、診断)
②手術
③抜糸
④病理結果の説明
最低でも4回の通院が必要になります(大学病院を受診するのに紹介状も必要です)。
その一方で、当院を含む日帰り手術を専門に行っているクリニックでは、
①初診(診察、診断)、手術
②抜糸、病理結果の説明、今後の予測される経過の説明
2回の通院で済むことが多いです。
これは大学病院が非効率なのではなく、大学病院とクリニックは果たすべき社会的役割が異なるため、仕方ないことなのです。大学病院の役割は臨床、研究のみではなく、教育も兼ねているため、多くの研修医、若手医師が診療しています。研修医や若手医師が独断で患者さんを治療することはできないため、医師全員が集まるカンファレンスで診断や治療方針の確認を行います(カンファレンスが教育の場としても重要な役割を果たしています)。そのため、専門医を取得する前の若手医師が担当することが多い良性の皮膚腫瘍や皮下腫瘍を初診時に手術することは難しいのです(他に手術室や手術枠、人員・時間的制約などの問題もあります)。
私は、患者さんにとっては不便なこの状況を改善したく、初診時に手術を行い、最低限の通院と医療費で済むことを目指してクリニックを開院しました。より良いクリニックにするために日々スタッフと改善点を話し合っています。何かお気づきの点があればホームページのお問い合わせフォームからお気軽にご指摘をお願いします。
監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長
皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。
皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。