瘢痕形成術では真皮縫合の前に勝負は決まっている|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|池尻大橋・渋谷・三軒茶屋

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医療コラム

瘢痕形成術では真皮縫合の前に勝負は決まっている|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|池尻大橋・渋谷・三軒茶屋

瘢痕形成術では真皮縫合の前に勝負は決まっている

クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。

リストカット跡の修正手術です。 形成外科医にとっては常識ですが、前腕のように真皮の張力が大きくなる部位では、真皮に張力がかからないように浅筋膜(ときに深筋膜も)を縫合します(③→④)。

④の画像は真皮縫合を行う前ですが、すでに創縁が寄っている(真皮にかかる張力が小さい)ことがわかると思います。この状態にした後は丁寧に真皮縫合、皮膚縫合をするだけなので、実は真皮縫合の前に勝負は決まっています(逆に言うと、この状態になっていないと真皮縫合をどれだけ丁寧に行っても結果はイマイチです)。

藤木政英

監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長

皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。

皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。

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