夜間に顔をケガしてしまったときの対処法
- 2023年11月18日
- 形成外科
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。
夜間に顔をケガしたとき、顔のケガを専門とする医師を見つけることは難しいと思います。
一般的にケガをした際に、感染のリスクを考慮すると、6~8時間以内に縫合するのが望ましいとされていますが、顔は血流が良く、感染のリスクが低いため、24時間以内であれば縫合してもいいと考えられています(汚染が強いキズを除く)。
そのため、夜間に顔のケガをしたとしても、翌日に形成外科を標榜する医療機関を受診すれば問題ありません。それまでは、ケガをした部分を優しく洗い、ワセリンを塗布しておくといいと思います。ただし、動脈性の出血があるとき、目のまわりをぶつけたとき(緊急を要する顔の骨折もあります)、深いやけどのとき、汚染が強いときなどは救急外来を受診して下さい。
必要によってこのように縫い直すこともできますので、顔のケガでご心配な方はお気軽にご相談ください。
監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長
皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。
皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。