クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。

脂肪腫には被膜(脂肪腫を包む膜)があるものとないものがあります。被膜があるかどうかは画像や触診で予測はできるのですが、実際には手術してみないとわかりません。被膜がある脂肪腫は指で剥離することができるため、このように小さな皮膚切開で摘出できます。被膜がないものは周囲と癒着しているため、脂肪腫の大きさとほぼ同じ程度の皮膚切開が必要なことがあります。
当院では、まずは小さな皮膚切開で脂肪腫の摘出を試みます。しかし、被膜がないと判断したときは、追加の切開を行い摘出します。少しでも小さなキズ跡で脂肪腫を摘出してほしいという方はぜひご来院ください。