単純性血管腫とサーモンパッチ・ウンナ母斑は同じ疾患か?|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|池尻大橋・渋谷・三軒茶屋

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医療コラム

単純性血管腫とサーモンパッチ・ウンナ母斑は同じ疾患か?|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|池尻大橋・渋谷・三軒茶屋

単純性血管腫とサーモンパッチ・ウンナ母斑は同じ疾患か?

クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。

単純性血管腫、サーモンパッチ、ウンナ母斑は同じような見た目をしていますが以下のような共通点と相違点があります。

共通点

・真皮内の毛細血管が拡張している

相違点

・単純性血管腫は徐々に進行するが、サーモンパッチとウンナ母斑は自然軽快傾向がある

・単純性血管腫は全身のどこにでも生じうるが、サーモンパッチとウンナ母斑は生じる部位が決まっている

・単純性血管腫よりサーモンパッチやウンナ母斑の方がレーザーに対する反応性が良い

そのため、類似した病態ではあるものの単純性血管腫とサーモンパッチ・ウンナ母斑は異なる疾患であると考えられます。ある教科書に、「単純性血管腫は毛細血管収縮能が先天的に欠落しており、サーモンパッチやウンナ母斑は毛細血管収縮能が未熟である」と記載されていますが、非常にわかりやすい説明だと思います。

藤木政英

監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長

皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。

皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。

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