冬にこそ受けてほしい腋窩多汗症の手術
- 2023年12月20日
- 日帰り手術
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。
一般的に腋窩多汗症の手術は5cm以上の皮膚切開を行いますが、当院では1.5cmの1カ所の切開で行っています。
手術後は、以下のような安静期間が必要です。特に手術後2~3日は弾性包帯でわきの圧迫と肩の固定をしますので、汗をかきにくい今のうちに行うことも選択肢です。
腋窩多汗症でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
- 手術前日
・手術を受ける側の腋毛(わきげ)を剃ってください。 - 手術当日
・着脱しやすい、ゆったりとした服装でご来院ください。腕を上げなくても着ることができる服が望ましいです。
・シャワーを浴びてから来院する方が手術後の安静を保ちやすくなります。
- 手術後
・弾性包帯を使って圧迫し、肩から腕が動きにくくなるようにします(手術をした部位の安静のため)。
・仕事や学校など、普段通りの生活をしていただいて構いませんが手術後1週間は車を運転や重いものを持たないようにしてください。
- 手術2~3日後
・ドレーン(血抜きの管)を抜くためにご来院ください。ドレーンを抜いた日の夜に弾性包帯による圧迫を解除します。 - 手術1週間後
・うでの安静の制限はなくなります。車の運転も普段通りしてください。
- 手術2週間後
・抜糸をするためにご来院ください。入浴、スポーツともに制限はなくなります。
監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長
皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。
皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。