ケアシスSを導入します
- 2025年1月4日
- お知らせ
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。
ケアシスSは2025年2月より開始します
ケアシスSとは、電気の力を利用して細胞膜に一時的に通り道を作り、導入成分を真皮層まで浸透させるエレクトロポレーション技術と皮膚を冷却するクライオ技術を組み合わせた機器です(この2つを組み合わせたものをクライオエレクトロポレーションシステムといいます)。
通常皮膚のバリア機能は強いため、皮膚に塗布した導入成分はわずかしか皮膚に浸透せず、従来から用いられているイオン導入でも表皮までしか浸透させることはできませんでした。さらに、ヒアルロン酸、成長因子、ビタミンCなどの高分子の成分は皮膚の深部まで浸透させることもできませんでした。
ケアシスSでは、クライオエレクトロポレーションシステムにより高分子の成分も真皮の深層まで導入することが可能になりました。その浸透力はイオン導入の20倍以上とされています。さらに、ケアシスSは皮膚との接触面を45℃~-25℃まで調整することにより温めながら効率的に薬剤を導入し、その後に皮膚を冷却することによって導入成分が皮膚に長時間留まり効果をさらに高めることができ、他のエレクトロポレーションの機器と比較しても高い治療効果が期待できます。また、冷却モードによってレーザー治療や光治療、ダーマペン、ピーリングなどの施術の後に皮膚を冷却することで治療の相乗効果が見られます。
針を使用しないため麻酔は必要なく、治療に伴う痛みやダウンタイムはほとんどありません。施術当日から洗顔やメイク、運動、入浴は可能であり、日常生活の制限はほとんどありません。施術時間は10~15分程度です。ペースメーカーを挿入されている方、妊娠中や授乳中の方はお受けになることができません。
1~2週間ごとに5回程度の施術をお受けになり、その後にメンテナンスのために月1回程度お受けになることを勧めております。
監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長
皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。
皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。