くちびるにホクロができた?
- 2023年7月2日
- 皮膚腫瘍、皮下腫瘍
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。
くちびるにホクロ(色素性母斑)ができることはあるのですが、「くちびるにホクロができた」と来院される方の中で最も多い疾患がこの静脈湖です。静脈湖は血管性病変であり、メラノサイトが増殖するホクロとは異なる疾患になります。静脈湖は加齢によるものとされていますが、10代の方にもできますので必ずしも加齢だけでできるものではありません。意外と目立つことがありますので、治療することをお勧めします。
治療は大きいものは手術をしますが、小さなものはレーザーで行います。くちびるは瘢痕(きずあと)がとてもきれいに治りやすい部位なので、手術やレーザーによる瘢痕を気にして治療しないことはもったいないです。治療は来院した日にすぐに行うことができますので、気になる方はご来院ください。
監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長
皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。
皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。