四肢のホクロは手術と炭酸ガスレーザーでどのように治るのか?
- 2025年6月28日
- 皮膚腫瘍、皮下腫瘍
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。
ホクロは手術と炭酸ガスレーザーのどちらがキレイに治るのか?|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|池尻大橋・渋谷・三軒茶屋
以前に、体幹や四肢のホクロは手術の方がキレイに治りやすいことを発信しましたが、わかりやすい画像です。
こちらの方は前腕のホクロに対し前医で炭酸ガスレーザーによる治療を受け、白色瘢痕が気になるとのことで当院を受診されました。白色瘢痕ごと切除し、丁寧に縫合しました。 そのため、「治療前の画像が炭酸ガスレーザーによる治療後」、「治療後の画像が手術による治療後」とイメージしていただくと分かりやすいと思います。
これを見て、「手術後の画像もキズ跡が目立つ」と思った方がいるかもしれません。まだ術後半年なので赤みが残っていることもありますが、四肢は動きが多いため縫合した部分の真皮に張力(引っ張り合う力)が加わりやすいためキズ跡は目立つ傾向にあります。形成外科専門医が縫合してこれくらいと思っていただくといいと思います(四肢は顔や首ほどキズ跡はきれいにならないです)。
監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長
皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。
皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。