当院が日帰り手術に力を入れる理由
- 2023年7月22日
- 日帰り手術
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。
これは日本の人口構成と医療費の推移です。
65歳以下の労働人口は割合、数ともに減少し続けているにも関わらず、医療費は増大し続けており、年間40兆円以上になっています。そのため、政府はジェネリック医薬品の推進や病床数の削減などを行い、医療費を抑制する政策を行っています。このままでは国民皆保険制度を維持することは難しく、近い将来大きな変革が求められることは間違いありません。誰もが安心して医療を受けることができる日本の医療制度は素晴らしいものであり、現在の医療制度を維持するために私たち全員が不要な医療費を減らす意識は必要だと思います。
当院は一般的な皮膚科診療に加えて、質の高い日帰り手術を行うことで、医療の未来に貢献したいと思っています。日帰り手術は、通院回数や入院が減少し、早期に社会復帰をすることで医療費や労働損失(疾病や治療で働くことができないことによる社会的損失)を抑制することができますので、今後日本で広まることが必要な治療選択肢であると考えています。
当院では以下の手術は初診時に行う体制を整えています。また、他の手術も初診時に治療法を説明し、患者さんが希望する日に手術を行います。
日帰り手術をご希望の方はお気軽にご来院ください。
初診時に手術を受けることができるもの
- 皮膚腫瘍、皮下腫瘍(粉瘤、脂肪腫、色素性母斑、血管腫など)※
- 肥厚性瘢痕、ケロイド※
- 耳垂裂
- 陥入爪、巻き爪
- ニキビ跡(サブシジョン)
- 外傷の縫合処置
- 各種レーザー治療
※ただし、診断を確定できないものや大きなもの(5cm以上が目安)、特別な準備が必要なもの(神経鞘腫)は、検査などを行ったうえで後日の治療となることがあります。
診察後に手術日を決めるもの
- 眼瞼下垂
- 腋窩多汗症
- 睫毛内反
- 顔面神経麻痺
- 熱傷
- 女性化乳房
- 陥没乳頭
- 瘢痕拘縮(熱傷、外傷後)
- 立ち耳、埋没耳
- 臍ヘルニア
- 皮膚悪性腫瘍(切除・再建)
- リンパ浮腫(準備中)
- 乳がん手術後の後遺症(準備中)
監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長
皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。
皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。