小さな皮膚切開による腋臭症(わきが)・腋窩多汗症手術
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小さな皮膚切開による腋臭症(わきが)・腋窩多汗症手術
「腋臭症(わきが)」と「腋窩多汗症(わき汗)」は混同されることもありますが、正確には異なる疾患です。腋臭症はわきのにおいが気になること、腋窩多汗症はわき汗の量が多いことが主な症状です。
わきにはエクリン汗腺とアポクリン汗腺という2種類の汗腺があります。エクリン汗腺から出る汗はさらさらしており、アポクリン汗腺から出る汗はべとついているという特徴があります。腋臭症のにおいはアポクリン汗腺から分泌された汗が細菌によって分解されることによって生じます。そのため、腋臭症は主にアポクリン汗腺、腋窩多汗症は主にエクリン汗腺が原因ですが、両疾患が混在していることも珍しくありません(わき汗が多い方はにおいも強い傾向があります)。
手術では主にアポクリン汗腺を切除します。

わきの皮膚を1カ所切開し、皮膚の下のアポクリン汗腺を取り除きます。
多くの医療機関では5cm以上の皮膚切開を行いますが、当院は1~1.5cmの皮膚切開(1カ所)で手術を行っています(詳しくは下の動画をご覧ください)。大きく皮膚切開しても小さく皮膚切開しても治療効果は全く変わりません。さらに、小さな皮膚切開で手術を行うことにより目立つキズ跡や皮膚壊死などの合併症が起こるリスクは最小限になります。つまり、小さな皮膚切開で手術を行うデメリットは何もありません(メリットしかない手術法ですが、今のところ一般化されていません)。
皮膚を広めに剥離するため、手術後は血が貯まらないようにドレーン(血抜きの管)を挿入します。
手術時間は片側あたり45分程度です。手術は片側ずつお受けになることもできますが、両方同時にお受けになることをお勧めしております。 

1
手術前日
手術を受ける側の腋毛(わきげ)を剃ってください。
2
手術当日
3
手術後
4
手術1~2日後
ドレーン(血抜きの管)を抜くためにご来院ください。手術後2日目の夜に弾性包帯による圧迫を解除します。
5
手術1週間後
うでの安静の制限はなくなります。車の運転も普段通りしてください。
6
手術2週間後
抜糸をするためにご来院ください。入浴、スポーツともに制限はなくなります。
手術翌々日までガーゼと包帯を用いてこのように圧迫します。

腋臭症(わきが)の手術は安全性が高く、合併症はまれですが、以下のような合併症が起こる可能性があります。
・内出血:軽度のものを含めたらほぼ全員に起こります。多くは1~2週間ほどで軽快します。
・血腫:血腫にならないようにドレーンを挿入して念入りに圧迫を行いますが、まれに血腫が生じます。その際は再手術や追加の皮膚切開が必要になることがあります。
・疼痛:手術当日や翌日は痛いことがあるため処方された痛み止めを内服して下さい。
・感染:予防的に抗生物質を内服して下さい。
・縫合不全、創縁壊死:汗腺を切除することにより皮膚が薄くなるために起こります。手術後の腕の動きに注意してください。軟膏による処置や再手術が必要になることがあります。
・皮膚の硬結:汗腺を切除した皮膚は薄くなるため、手術後に必ず一時的に皮膚が硬くなります。多くの方は6か月ほどで軽快します。
・知覚低下:わきの皮膚の感覚が鈍くなることがあります。軽度のものを含めたらほぼ全員に起こりますが、時間経過とともに軽快します。
・キズ跡:最大限目立たないように小さな皮膚切開で行っていますが、キズ跡を全くのゼロにすることはできません。
・ケロイド:体質によってキズ跡がケロイドになったときは注射などの追加治療をすることがあります。
・汗やにおいの残存、再発:この手術は汗腺を全て切除するものではなく、汗が全く出なくなるわけではありません。時間経過とともに汗やにおいが再発してくることがあります(7~8割のにおいが減少し、2~3割程度が残るというイメージです)。
・皮膚切開の延長:小さな皮膚切開で行うことにこだわっていますが、止血や汗腺の切除のために皮膚切開が大きくなることがあります。
・皮膚の損傷:小さな皮膚切開で行うため、汗腺をブラインド操作(直視下ではない操作)で切除していきます。これまで発生例はありませんが、汗腺を切除する際に内側から皮膚を損傷するリスクがあります。その際は縫合処置をしますが損傷した部位にキズ跡が残ります。
・その他:腋毛が薄くなることがあります。
・局所麻酔薬に対するアレルギー反応、アナフィラキシーショック
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これらは目安であるため、ご不安な方や早めに運動を始めたい方などは医師にご相談ください。
30G針という極細の針を用いることで局所麻酔の痛みを最小限にしています。
皮膚を切開する方向、丁寧な操作、縫合方法に専門的な知識と技術で対応いたします。
小さなキズ跡で行うことに加えて、キズ跡をシワの方向に一致させることで目立ちにくいキズ跡になるようにしています。「単に治療するだけではなく、キズ跡にまで配慮してほしい」という方は当院にお越しください。
当院は皮膚・体表の手術を専門的に行っており、小さな手術から大学病院でのみ行っているような高難度の手術まで年間3,000件以上の手術を行っています。圧倒的な実績に基づき安全性の高い手術を提供しており、緊急搬送を要するような重篤な合併症はこれまで1例もありません。
※両側の費用です。
※手術費用の他に、診察料、短期滞在手術等基本料(3割負担で約4,000円)などがかかります。
| 手術 | 約41,000円(3割負担) 約13,700円(1割負担) |
まずは診察で手術適応の評価、リスク、費用などの説明をしますので、「WEB予約」で「手術・レーザー治療」の枠をお取りください。手術をご希望の方は、診察後に手術日程をお決めいただけます。
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