皮様嚢腫(デルモイドシスト)|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|池尻大橋・渋谷・三軒茶屋

ご予約・お問い合わせはこちら

TEL03-6407-8227

ヘッダー画像

皮様嚢腫(デルモイドシスト)

皮様嚢腫(デルモイドシスト)|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|池尻大橋・渋谷・三軒茶屋

生まれつき生じる皮下腫瘍であり、皮膚成分が骨縫合線に迷入することで発生するとされています。眉毛の外側あたりに生じることが多く、他に鼻根付近や耳介後面などの骨縫合部があるところに生じます。緩徐に増大するため、多くは幼小児期になって初めて気づかれます。

症状

半球状に軽度に隆起した皮下腫瘍として認めます。通常痛みはありません。

超音波検査で診断できることがほとんどですが、ときに骨欠損を伴うこともありCTMRIなどを撮影することがあります。

治療法

放置しても悪性化することはありませんが、自然軽快することはありません。ゆっくりと増大することが多いため、確定診断も兼ねて外科的切除を行います。外用薬やレーザーなどで治療することはできません。ただし、眉毛外側部には顔面神経側頭枝という前頭筋(眉毛を挙げる筋肉)を支配する重要な神経があるため、慎重に摘出する必要があります。

適切な手術を受ければ再発することはほとんどありません。

当院の皮様嚢腫の治療の特徴

1.最小限の通院回数

一般的なクリニックでは、初診、手術日、抜糸日、病理結果の説明と最低4回の通院が必要です。しかし、質の高い日帰り手術を行う体制を整えている当院は、初診時に手術を行い、抜糸日に病理結果の説明をしています。そのため、最低2回の通院になるため、医療費や通院の負担が最小限になります。ただし、大きいものや診断が難しいものは病理結果が出るまでに時間がかかるため、抜糸時に結果をお伝えできないことがあります。     

2.あらゆる部位、大きさの皮様嚢腫に対応

どのような部位や大きさの皮様嚢腫でも治療することができます。

3.超音波検査による正確な診断と手術計画

当院ではiViz airという最新のワイヤレス超音波画像診断機を用いています。皮様嚢腫の大きさや深さを正確に診断することにより安全に治療を行うように努めています(触診で明らかに大きさや深さがわかる病変に対しては超音波検査は行っていません)。

4.局所麻酔の痛みを減少させる工夫

30G針という極細の針を用いることで局所麻酔の痛みを最小限にしています。

5.キズ跡(手術瘢痕)に対する配慮

皮膚を切開する方向、丁寧な操作、縫合方法に専門的な知識と技術で対応いたします。

真皮縫合、皮膚縫合という2層で皮膚を縫合することで目立ちにくいキズ跡になるように配慮しています。専門クリニックとして、「他のどの医療機関よりも質の高い縫合を提供しないと当院の社会的価値はない」という気概で取り組んでいます。

何歳から局所麻酔で手術を受けることができるのか?

皮様嚢腫はこどもにできることが多く、ご両親が入院や全身麻酔ではなく、日帰りの局所麻酔で行いたいと思うのは当然だと思います。

しばしば「何歳から局所麻酔で手術ができますか?」という質問をお受けしますが、通常の局所麻酔の手術は「女の子は6歳~7歳、男の子は性格次第」と考えています(もちろん個人差が大きいです)。こども達にもなぜ治療するかを説明すれば大人しく手術を受けてくれることが多いですが、最後はどうしても性格によるようです。ただし、皮様嚢腫はまぶたの近くに生じることが多いため、局所麻酔での手術は10歳以降が無難と考えます。

医師とご両親から治療の必要性を説明することが重要だと考えていますので、まずはお気軽に診察にお越しください。

費用

※手術費用の他に、診察料、病理検査料などがかかかります。

※自治体の医療費助成が適用されますので、東京23区内にお住いの18歳以下の方の自己負担はありません。
医療費助成の対象年齢や助成費は自治体によって異なりますので、詳しくはお住いの市区町村にご確認ください。

露出部(2cm未満) 約5,000円(3割負担)
約1,700円(1割負担)
露出部(2~4cm) 約11,000円(3割負担)
約3,700円(1割負担)
露出部(4cm以上) 約15,000円(3割負担)
約5,000円(1割負担)
Page Top