眼瞼痙攣|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|目黒区・池尻大橋駅

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眼瞼痙攣

眼瞼痙攣|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|目黒区・池尻大橋駅

眼瞼痙攣とは

眼輪筋(まぶたを閉じる筋肉)が間欠的、または持続的に収縮し、まぶたが痙攣しているように見える疾患です。自分の意思で筋肉の収縮を止めることはできません。

原因

大脳基底核にある運動抑制システムの障害と考えられていますが、睡眠薬や抗不安薬などの内服薬によって発症することもあります。

症状

下まぶたから始まることが多く、次第に上まぶたも痙攣するようになり、重症の方は目を開けることができなくなります。さらに、光がまぶしい、目が乾く、目をつぶっていた方が楽という症状も出現することがあります。自動車や自転車等の運転ができず、日常生活に著しい支障が生じることがあります。

目を開くことができないことにより眼瞼下垂と誤認されることもありますが、目を開く力は正常です。

自然に治ることはほとんどありません。

治療法

➀ボトックス注射

片目につき3~6か所注射します。注射後は、まぶたを閉じる筋肉の力が弱くなるので、目を開けやすくなります。効果は個人差がありますが、3日~1週間で効果が出始め、3~6か月間ほど効果は持続します(症状の持続期間は個人差があります)。根本的な治療ではないため効果が切れたら再度注射をする必要がありますが、ボトックス注射を繰り返すことによって症状が改善し、治療が必要なくなる方もいます(10%程度と報告されています)。

合併症として投与部位の内出血、こわばり感があり、稀に眼瞼下垂、下眼瞼の外反、表情の左右差が生じることがあります。眼瞼痙攣に対するボトックス注射は保険適用となります。

➁手術

痙攣している眼輪筋を切除する手術を行うことがあります。眼瞼痙攣はボトックス注射が有効なことが多い(90%の方に有効)ため、ボトックス注射が無効な際の最終的な治療選択肢という位置付けになります。

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