
青色母斑
青色母斑
青色母斑は、濃い青色を呈する良性腫瘍です。メラニンを有する青色母斑細胞が増殖することによって発生し、一般的なホクロ(色素性母斑)と比べて青みが強いことが特徴です。
小児期に見られることもありますが、多くの方は成人後に発症します。
わずかに隆起することがあり、触れるとやや硬さを感じます。身体のどこにでも生じますが、顔、首、背中、おしりなどに多く見られます。
多くの病変は1cm以内です。1cm以上で隆起の強いものは細胞増殖型青色母斑と呼ばれます。
まれですが大きな青色母斑は悪性化することが報告されています。どの程度の大きさだと悪性化する可能性があるのかに対する明確な基準はないため、青色母斑は基本的に切除した方がいいと考えます。つまり、小さなものでも「絶対に大丈夫」と言い切ることはできないため、将来的な不安をなくすためにも切除をお勧めします。切除後は病理組織学的検査を行い、悪性所見がないかを確認します。
青色母斑は比較的深い層まで母斑細胞が存在すること、また病理組織学的検査が必須であることよりレーザーでの治療は行っていません。
一般的なクリニックでは、初診、手術日、抜糸日、病理結果の説明と最低4回の通院が必要です。しかし、質の高い日帰り手術を行う体制を整えている当院は、初診時に手術を行い、抜糸日に病理結果の説明をしています。そのため、最低2回の通院になるため、医療費や通院の負担が最小限になります。ただし、大きいものや診断が難しいものは病理結果が出るまでに時間がかかるため、抜糸時に結果をお伝えできないことがあります。
どのような部位や大きさの青色母斑でも治療することができます。
極細の針を用いることで局所麻酔の痛みを最小限にしています。
皮膚を切開する方向、丁寧な操作、縫合方法に専門的な知識と技術で対応いたします。
真皮縫合、皮膚縫合という2層で皮膚を縫合することで目立ちにくいキズ跡になるように配慮しています。専門クリニックとして、「他のどの医療機関よりも質の高い縫合を提供しないと当院の社会的価値はない」という気概で取り組んでいます。
※手術費用の他に、診察料、病理検査料などがかかかります。
露出部(2cm未満) | 約5,000円(3割負担) 約1,700円(1割負担) |
露出部(2~4cm) | 約11,000円(3割負担) 約3,700円(1割負担) |
露出部(4cm以上) | 約15,000円(3割負担) 約5,000円(1割負担) |
露出部以外(3cm未満) | 約3,800円(3割負担) 約1,300円(1割負担) |
露出部以外(3~6cm) | 約9,700円(3割負担) 約3,200円(1割負担) |
露出部以外(6~12cm) | 約12,500円(3割負担) 約4,200円(1割負担) |
露出部以外(12cm以上) | 約25,000円(3割負担) 約8,300円(1割負担) |