
Qスイッチルビーレーザー
Qスイッチルビーレーザー
※2025年9月から運用開始予定
Qスイッチルビーレーザーとは、694nmという波長を有し、メラニンへの吸収率が高いレーザーです。表在性疾患(扁平母斑、日光性色素斑、雀卵斑など)と深在性疾患(太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性刺青、ADM)の両方を治療することができます。694nmという波長はメラニンへの吸収率が高い一方で、オキシヘモグロビンへの吸収率が低いためメラニンを選択的に破壊できます。照射中はゴムで弾かれるような痛みがあり、広範囲の病変では麻酔をしますが、小範囲であればアイシング(氷での冷却)のみで治療することができます。
当院は「Discovery PICO PLUS(ディスカバリーピコプラス)」というレーザーを採用しています。ピコレーザーに加え、Qスイッチルビーレーザーの機能を兼ね備えています。また、ルビーフラクショナルという麻酔やアフターケア不要の治療も行うことができます。
保険適用:太田母斑、異所性蒙古斑、扁平母斑、外傷性刺青
自由診療:日光性色素斑、雀卵斑、ADMなど
・シャワー浴や入浴は当日からできます。
・最も重要なことはレーザーを照射した部分に刺激を与えないことです。
・レーザーを照射した部分はかさぶたになります。極力刺激を与えないようにするため、毎日処置をする必要はありません。テープが剥がれた際に、軟膏を塗布し、新しいテープを貼ってください。
・7~14日ほどで自然にかさぶたがテープにくっついて剥がれます。爪でかさぶたを削るなどで、早めにかさぶたを剥がしてしまうと炎症後色素沈着の可能性が高くなります。
・かさぶたが剥がれた後は処置不要です。最初はピンク色の皮膚になりますが3か月ほどで周囲となじんできます。
・炎症後色素沈着が起きることがありますが、顔は3~6ヵ月、体は6~12か月ほどで自然に軽快します。
シミなどに対するQスイッチレーザーを用いた従来の治療は、シミ全体に面状に照射をすることでメラニン色素を破壊するものでした。しかし、かさぶたなどのダウンタイムが生じることや炎症後色素沈着のリスクが高いこと(日本人は半数以上の方に生じる)、1~2週間ほど軟膏処置・創傷被覆材などのアフターケアを要することが欠点でした。
ルビーフラクショナルとは、694nmの波長のルビーレーザーを細かく点状(フラクショナル状)に照射することで、麻酔やアフターケアが不要、かつ色素沈着などのリスクを最小限にした治療法です。そのため、日光性色素斑や雀卵斑(そばかす)、ADMなどを最小限のダウンタイムで治療することができ、照射部位を含めて翌日からメイクができます。
ただし、照射範囲が点状となるため1回で得られる効果はスポット照射より低くなるため、複数回(3~5回程度)の照射が必要です。
1個 | 11,000円 |
5個以内 | 33,000円 |
全顔 | 55,000円 |
胸・腹 | 110,000円 |
背中 | 110,000円 |
全顔 | 1回 | 33,000円 |
3回 | 88,000円 |