リドメックス (ステロイド外用薬)|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|池尻大橋・渋谷・三軒茶屋

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リドメックス (ステロイド外用薬)

リドメックス (ステロイド外用薬)|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|池尻大橋・渋谷・三軒茶屋

リドメックス(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル)とは、mediumクラスのステロイド外用薬です。ステロイド外用薬は強さによって5段階に分類されていますが、mediumクラスとは上から4番目の強さになります。

リドメックスには軟膏0.3%・クリーム0.3%、ローション0.3%の3つの剤型があります。 

作用

抗炎症作用、血管収縮作用、肉芽増殖抑制作用などさまざまな効能があり、皮膚の赤みやかゆみなどの症状を改善します。

湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角化症、ビダール苔癬を含む)、痒疹群(固定じん麻疹、ストロフルスを含む)、虫さされ、乾癬、掌蹠膿疱症 

使い方

1日1~数回、適量を塗布します。12回塗布することが多いですが、担当医の指示に従ってください。

手のひら2枚分の範囲に塗布するときは1FTU(finger tip unit)を用います。1FTUとは、人差し指の尖端から第一関節まで絞り出した量であり、0.5gに相当します。つまり5gの軟膏やクリームを1日2回、手のひら2枚分(1FTU)の範囲に用いるときは5日間でなくなります。

ローションタイプの場合、1円玉大が1FTUの目安です。

副作用

皮膚萎縮、ステロイド潮紅などの局所的副作用が発現しやすいので、特に顔、首、陰部、間擦部位の皮疹への使用には適応症、症状の程度を十分に考慮する必要があります。他に尋常性ざ瘡(ニキビ)、色素脱失、酒さ様皮膚炎、多毛、眼圧亢進、緑内障、白内障、皮膚感染症、過敏症などが生じる可能性があります。

禁忌

・細菌、真菌、ウイルス皮膚感染症(感染症を悪化させるおそれがある。)

本剤の成分に対して過敏症の既往

・鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎(穿孔部位の治癒の遅延及び感染のおそれがある。)

潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷(皮膚の再生が抑制され、治癒が遅延するおそれがある。)

妊娠中・授乳中・小児について

・妊娠中、授乳中の方は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用します。使用する必要がある場合には、大量または長期にわたる広範囲の使用を避けてください。

・小児は、発育障害を来すおそれがあるため、長期使用または密封法(ODT)を避けます。ただし、医師の指導のもとで少量を短期間使う場合は特に問題ありません。

薬価

リドメックス軟膏、クリーム、ローションは「14.7/g」であり、5gの場合、3割負担の方の自己負担額は「約22円」、10gの場合、3割負担の方の自己負担額は「約44円」です。

使用上の注意

・直射日光や冷凍を避けて、室温(30℃以下)で保管してください。

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