インフルエンザは12月～3月にかけて流行し、1月～2月にピークを迎えます。特に小児で感染率が高く、高齢者や基礎疾患がある方は重症化リスクが高くなります。

インフルエンザの予防接種を受けることで、発症予防や重症化のリスクを下げることができます。毎年流行する型が異なり、その年に流行する型を予測してワクチンは製造されていますので、毎年接種を受けることをおすすめします。ただし、インフルエンザの感染を完全に防ぐことができるものではありませんので、手洗いなどの日常生活の中での予防策を行うことも重要です。

ワクチンを接種してから免疫ができるまでに2週間ほどかかり、5カ月間ほど効果が持続するため、ワクチンは10月～12月に接種するのが最適です。

インフルエンザワクチンは病原性をなくした不活化ワクチンのため、小児や妊娠中、授乳中の方も安全に接種を受けることができます。当院では6歳以上の方に接種を行っています(6歳未満の方はお近くの小児科での接種をお勧めします)。

フルミスト(鼻にスプレーするタイプのインフルエンザワクチン)は取り扱っておりません。

 

接種回数について

13歳以上の方は原則1回接種であり、13歳未満の方は2回接種が推奨されています。

1回目と2回目の接種間隔は2週間～4週間とされていますが、できれば4週間空ける方が好ましいです。

コロナワクチンとの接種間隔は特に決まりはありません。

 

接種することができない方

・37.5℃以上の発熱がある方

・重度の卵アレルギーがある方

 

副反応

・発熱

・注射部位の腫れ、痛み

・頭痛、悪寒

・ごくまれですが、発疹、じんましん、アナフィラキシーショック

 

持参していただくもの

・保険証

・診察券(お持ちの方)

※予診票は院内で記載していただきます。

※インフルエンザの予防接種のみをご希望の方は予約不要なので、外来診療の時間内(10:00～12:30、16:00～18:00)に直接クリニックにお越しください。

1回　3,000円(税込)

※助成を用いた公費でのインフルエンザ予防接種は行っておりません