ひょう疽
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ひょう疽
手足の爪周囲の皮膚や皮下組織に細菌感染が生じたものです。
ささくれや陥入爪、巻き爪、指しゃぶりなどを原因とし、皮膚の小さなキズから細菌が入ることによって発症します。そのため、0歳児にも起こることがあります。

手足の爪の周囲に感染が起こるため、爪周囲の痛みや腫れ、発赤などが起こります。さらに炎症が強くなると、爪の周囲に膿がたまり、拍動するような痛みが出ます。
放置することにより腱や骨に炎症が波及し、指を曲げることも難しくなることがあります。
軽度のものは抗生剤の内服により1週間前後で治癒します。しかし、膿がたまっている場合は、抗生剤の内服のみでは不十分なことが多く、皮膚を切開して膿を外に出す必要があります。
陥入爪が原因のときは繰り返すことが多いので、その際はフェノール法などの根本的な治療を行います。
ひょう疽は爪の周囲に発症しますが、爪周囲に直接針を刺すのは非常に痛いです。そのため、比較的痛みの少ない指の根元で神経に麻酔し、指全体の感覚を麻痺させます(ブロック麻酔といいます)。実際には神経に直接針を刺すわけではなく、神経周囲に麻酔薬を投与して神経に浸潤させていくイメージです。1カ所の穿刺で行う方法もありますが、麻酔効果が安定しないこともあり、2カ所から穿刺することが多いです。
当院は極細の針を用い、痛みの少ない位置(指の背側)から刺入することで麻酔の痛みが軽くなるように工夫しています。
