太田母斑|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|池尻大橋・渋谷・三軒茶屋

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太田母斑

太田母斑|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|池尻大橋・渋谷・三軒茶屋

太田母斑は乳児期にできるものと、思春期以降にできるものの2種類があります。女性に多く、日本人の0.1%が発症しますが、あまり目立たないものを含めると発症頻度はもっと高いと考えられています。

真皮にメラニンが存在することにより発症しますが、発症する原因はよくわかっていません。

※現在、新規の異所性蒙古斑の患者様の診察は行っていません。

症状

おでこ、目の周りや頬に青あざが生じます。三叉神経という神経の支配領域に出現することが特徴的です。

通常は片側のみに出現しますが、まれに両側にできることがあります。

治療法

自然に軽快することはなく、レーザー照射が唯一の治療法になります。レーザー照射は痛みが伴うため、幼児期の治療には全身麻酔が必要となります。成人の方でも麻酔なしで治療を行うことは難しいため、色素斑がある範囲に麻酔クリームを塗布し、1時間ほどお待ちいただきます。また、まぶたの治療をする際には、コンタクトシェルを用いて眼球を保護します。

太田母斑に対するレーザー照射は保険適用であり、保険上は3か月ごとに照射することができます。しかし、色素沈着や色素脱失があるときはレーザー照射ができないため、皮膚の状態を見ながら、36か月ごとに治療を行います。太田母斑はレーザーへの反応が良く5回程度の照射でほとんど方が治療を終了します。ごくまれですが再発する可能性があることが報告されています。

レーザーを照射した後は痂疲(かさぶた)や色素沈着の影響で照射前より濃くなったと感じる時期があります。しかし、これは徐々に改善してきますので、日焼けをせず、日々スキンケアを行うことが重要です。

太田母斑はレーザーに対する反応が良好であるため、悩んでいる方はまず専門医に相談することをお勧めします。            

レーザーについて

当院では、イタリアのQuanta社製の最新型ピコレーザーである「Discovery PICO PLUS(ディスカバリーピコプラス)」を採用しています(国内承認機)。ディスカバリーピコプラスは、532nm、694nm、1064nmという3波長を有し、532nm1064nm2波長はピコ秒(ピコレーザー)とナノ秒(Qスイッチレーザー)で発振することができ、532nm694nm1064nm3波長はナノ秒で発振することができます。つまり、最新のピコレーザーに加え、従来のQスイッチレーザーの機能を備えた次世代型のレーザーです。

費用

※治療費用の他に、診察料などがかかかります。
※自治体の医療費助成が適用されます(例:東京23区:18歳まで自己負担なし)。
医療費助成の対象年齢や助成費は自治体によって異なりますので、詳しくはお住いの市区町村にご確認ください。

4cm²未満 約6,000円(3割負担)
約2,000円(1割負担)
4~16cm² 約7,110円(3割負担)
約2,400円(1割負担)
16~64cm² 約8,700円(3割負担)
約2,900円(1割負担)
64cm²以上 約11,900円(3割負担)
約4,000円(1割負担)

症例PICK UP

治療法:QスイッチRubyレーザー

治療回数:4回

合併症:腫れ、赤み、水疱・かさぶた、炎症後色素沈着、色素脱失など

費用:自己負担なし(自治体の医療費助成の適用)

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