アレルギー検査
アレルギー検査
アレルギー性接触皮膚炎(かぶれ)の原因を調べる検査でパッチテストがあります。かぶれの原因となりやすい化学物質、日用品、白髪染め、薬剤、歯科金属などのアレルゲンを含むシールを背中に貼付します。
貼付した後は、2日後、3日後、1週間後に受診してもらうため、1週間で4回の受診が必要です。結果に影響を及ぼす可能性があるため、汗をかきやすい夏の間は検査を避ける方が無難です。
検査に必要な費用は約6000円(3割負担)です。
医師が貼付部位の状態を確認し、試薬のついたシールを貼ります。検査結果に影響を与える可能性があるため、2日後の来院日まで入浴と汗をかくような運動は控えてください。患部を濡らさないように、軽くシャワーを浴びることは可能です。
シールを剥がし、15分後の状態を診察します。特に問題がなければ入浴や運動ができますが、シールを貼った部位は擦らないように注意して下さい。
シールの部位の診察を行い、アレルギーの評価をします。
シールの部位の診察を行い、最終的な判断をします。
また、採血でアレルゲンをしらべるView39という検査も行っています。この検査は、1度の採血で、アレルゲンになりやすい39項目のアレルギー反応性を同時に調べることができます。
検査に必要な費用は約5000円(3割負担)です。
検査対象となるアレルゲン39項目は以下の通りです。
DLST(Drug-induced Lymphocyte Stimulation Test)とはリンパ球刺激試験と呼ばれるもので、主に薬疹の原因薬剤を調べるために行います。患者さんの血液と原因薬剤を試験管内で混ぜ、薬剤に対するリンパ球の増殖を評価します。採血を行い、試験管内での反応を評価するため、安全な検査です。
しかし、DLSTの陽性率は薬疹全体で40~60%であり、この検査が陰性だったとしても対象の薬剤が本当に薬疹の原因ではないと言い切ることができません。また、薬剤性過敏症症候群(DIHS)では発症初期は陰性で、8週間以上経過してから陽性になることがあるなど、検査時期によって正確な結果が得られないことがあります。
DLSTをご希望の方は、検査希望の薬剤を1錠ご持参ください。