医療者が誰も語らないニキビ跡治療の真実|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|目黒区・池尻大橋駅

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医療コラム

医療者が誰も語らないニキビ跡治療の真実|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|目黒区・池尻大橋駅

医療者が誰も語らないニキビ跡治療の真実

クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。

こちらの方は当院で「サブシジョン+ヒアルロン酸+炭酸ガスレーザー」で治療された方です。

ニキビ跡治療には効果がない or 乏しいものが数多くあるのが現状であり、創傷治癒の専門家として適切な情報発信をしたいと考えています。

詳しくは当院のニキビ跡のサイト(ニキビ跡|クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|目黒区・池尻大橋駅 (clinic-hiiragi.jp))をご覧いただきたいのですが、萎縮性瘢痕(クレーター)の治療は、端的に表現すると2つしかありません。それは、ニキビ跡の深部にある瘢痕を解除する治療」と表皮や真皮からの皮膚の再構築を促進する治療」の2つです。

「ニキビ跡の深部にある瘢痕を解除する治療」は今のところサブシジョンしかありません(サブシジョンを機器で行うものもあります)。その一方で、「表皮や真皮からの皮膚の再構築を促進する治療」にはいくつかの方法があり、この再構築のきっかけを薬剤で与えるものがケミカルピーリング、トレチノイン、TCAクロス、針で与えるものがダーマペン、針とラジオ波で与えるものがポテンツァ、レーザーで与えるものが炭酸ガスレーザー、フラクショナルレーザーになります(炭酸ガスレーザーとフラクショナルレーザーは組織を蒸散させる点では共通していますが、ニキビ跡に対する照射方法は全く異なります)。

特に、ダーマペン、フラクショナルレーザー、ポテンツァが流行っているためか、こうした治療を数回~数十回受けるも、効果を実感できなかったという方が毎日のように当院を受診されます。クレーターは瘢痕組織の形成と組織の収縮によって起こるものであり、こうした治療で瘢痕組織に針やラジオ波で損傷を与えたとしても、瘢痕組織が正常皮膚に戻るわけではありませんし、収縮した組織が再生するわけではありません。熱傷(やけど)や手術のキズ痕も多く治療してきた経験からは、瘢痕や収縮した組織の治療は簡単ではないと断言できます。

医学である以上、「絶対に」という表現をすることはできませんし、瘢痕組織の形成の程度が軽いボックスカー型では効果があるかもしれません。しかし、こうした治療は高額の費用と時間を費やすほどの期待値の高いものではないと考えます(あくまで「クレーターに対しては」ということはお間違いなく)。

こうした治療はダウンタイムが短い(5日~1週間)ため、手軽に試しやすいという点からは価値がある治療であると思います。しかし、ダーマペン、フラクショナルレーザー、ポテンツァを3回受けてもクレーターに対する効果を実感できないときは、治療を継続しない方がいい可能性が高いです(PRPやbFGFなどを追加しても同じです)。そして、効果を実感できなかったときに「ダーマペン→フラクショナルレーザー」「フラクショナルレーザー→ポテンツァ」「ポテンツァ→ダーマペン」などの治療方針の変更をしないでください(皮膚の再構築を促すという点で同じ機序の治療であるため、効果は期待できません)。

こうした治療を受けても効果を実感できないときは炭酸ガスレーザーやサブシジョンなどの異なるアプローチによる治療を受けてください。端的に表現すると、ダーマペン、フラクショナルレーザー、ポテンツァを3回受けても効果を実感できないときは、覚悟を決めて、長いダウンタイムを許容してでも「サブシジョン+ヒアルロン酸 or 脂肪注入+炭酸ガスレーザー」による治療を受けてほしいと思います。

藤木政英

監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長

皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。

皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。

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