【募集】【無料】ニキビ跡に対するサブシジョンのモニターを募集します
- 2023年8月13日
- お知らせ
募集は終了しました
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。
ニキビ跡(凹み・クレーター)は図のようにアイスピック型、ボックスカー型、ローリング型に分類されます。
ニキビ跡(凹み・クレーター)の治療として、さまざまな情報(医学的根拠がないものも多くあります)が出まわっていますが、現代医学では治療法は大きく2つあると思ってもらうとわかりやすいと思います。
①上皮化(皮膚の再生)を促す方法:ケミカルピーリング、ダーマペン、ポテンツァ、炭酸ガスレーザー、TCAクロス、トレチノイン
②皮下の瘢痕を解除する方法:サブシジョン
1つ目は、陥凹した皮膚に何らかの外的刺激を与え、上皮化(皮膚の再生)を促すことで凹みを改善させる方法です。この外的刺激を、薬剤で与えるものがケミカルピーリングやトレチノインやTCAクロス、針で与えるものがダーマペン、針とラジオ波で与えるものがポテンツァ、レーザーで与えるものが炭酸ガスレーザーになります。それぞれに利点、欠点がありますので、この中でどれが最も優れていると言い切ることはできません(本題から逸れてしまうため、詳細は割愛します)。
もう1つは、凹みの原因となっている皮下組織の瘢痕(ひきつれ)を解除することで凹みを改善させる方法です。この瘢痕を解除する方法は、今のところサブシジョンしかありません。サブシジョンとは、局所麻酔を行った後に、サブシジョン用の針で瘢痕組織を引きはがし、キズが治る力を利用して凹みをなだらかにする手術です。特にローリング型に有効とされていますが、アイスピック型やボックスカー型も皮下組織の瘢痕があるため、全てのニキビ跡(凹み・クレーター)に有効であると考えられます。サブシジョンは針を刺すのみであるため、皮膚にキズ痕が残る可能性はほとんどありません。
このようにサブシジョンはニキビ跡に対する2つの治療選択肢のうちの1つであり、重要な選択肢であるにも関わらず、日本ではあまり広まっているとは言えません。そのため、サブシジョンの治療効果を多くの方に知ってもらうためにモニターになってくださる方を募集します。治療費は無料ですが、以下の条件を満たす方が対象になります。
・ニキビ跡に悩む方の力になりたいと思っていただける方
・初診時に施術を行いますが、術後1週間と術後1ヵ月に来院できる方(交通費は自己負担になります)。
・手術中の写真と動画、術前と術後の写真(ニキビ跡の部分のみで可。個人が特定されないように最大限配慮します。)を提供していただける方。
ご希望の方は当院まで電話でご連絡をお願いします。
モニターは先着3名様となりますので、お電話いただいてもモニターになることができない可能性があることをご了承ください。
通常診療時のサブシジョンの費用
項目 | 料金 |
---|---|
4cm²未満 | 22,000円 |
4~10cm² | 44,000円 |
10~20cm² | 66,000円 |
監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長
皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。
皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。