マイクロボトックスを開始します
- 2024年5月31日
- その他
顔の筋肉の動きを抑えることでシワを目出せなくする治療としてボトックスが用いられますが、真皮(皮膚のごく浅い層)にボトックスを細かく注射することをマイクロボトックスといいます。真皮に注射することでボトックスが汗腺や皮脂腺に作用し、汗や皮脂が減少することによりニキビの予防効果や毛穴の引き締め効果につながります。
マイクロボトックスは、注射2~3日後から効果が出現し始め、1~2週間程度で効果が安定します。その後、効果は4~6か月程度持続します。通常は顔の筋肉の動きを抑えることはありませんので、表情の変化などを心配する必要はありません。
イソトレチノインとマイクロボトックスのどちらが皮脂の減少効果が高いかについてはよくわかっておらず、皮脂のコントロールや毛穴の治療をしたいがイソトレチノインを内服したくない方(あるいは手軽に試してみたい方)にとって最も良い選択肢になると考えます。当院では31Gの三連針という皮内注射専用の針を用いることで確実な効果と痛みの軽減に取り組んでいます。
費用:55000円(全顔)
監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長
皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。
皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。