クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。

アトピー性皮膚炎や結節性痒疹に対し、スキンケア、外用薬、内服薬、光線療法などを行っても十分な効果が得られないとき、「デュピクセント」という生物学的製剤が治療選択肢になります。デュピクセントは、「IL-4」と「IL-13」というサイトカインのはたらきを抑えることで炎症やかゆみ、皮膚のバリア機能低下に対して効果をあらわします(アトピー性皮膚炎｜クリニックひいらぎ皮膚科形成外科｜目黒区・池尻大橋駅 (clinic-hiiragi.jp))。

デュピクセントは治療効果が高いものの、高価な薬剤です。高価な薬剤の在庫を抱えることはリスクになるという事情もあり、常備しているクリニックは少ないと思います。しかし、当院は、皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を行うクリニックであり、患者さんに常に最善の治療選択肢を提示できるようにデュピクセントを常備しています。

デュピクセントは冷蔵庫で保存していますが、使用する際には45分以上室温に戻す必要があります。また、多くの方が同時に希望されると在庫がなくなってしまう可能性があります。そのため、初診時にデュピクセントによる治療を希望される方は事前にお電話をいただけると幸いです。