アトピー性皮膚炎に対するデュピクセントの注射を行っています
- 2023年5月12日
- 皮膚科
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科の藤木政英です。
これまで外用薬や内服薬、光線治療などしか選択肢がなかったアトピー性皮膚炎の治療はこの数年で劇的に変わりました。その代表がデュピクセントという生物学的製剤です。
初回は2本注射し、その後は2週間ごとに1本ずつ投与します。3回目以降は自己注射も可能です。多くの方は、経過を見ながら3~6ヵ月ほど継続します。1本あたり約17500円(3割負担)と高額であることが欠点ですが、高い効果が期待できる治療薬なります。
高額療養費制度などを用いることで自己負担金を極力抑えることができますので、従来の治療でアトピー性皮膚炎が軽快しない方はぜひご相談下さい。
【適応】
・15歳以上
・ステロイドやプロトピックなどの外用薬で治療しても十分な改善を認めない広範囲の皮膚炎
監修 藤木政英(医学博士)
クリニックひいらぎ皮膚科形成外科 院長
皮膚科学と形成外科学の両面から最善の治療を提供しています。
これまで大学病院、虎の門病院、国立がん研究センターなど、第一線の病院で勤務してきた経験から、医学的根拠に基づく誠実な医療を行うことを心がけています。特に形成外科・皮膚外科の日帰り手術、レーザー治療に力を入れており、短時間で終える治療は初診時に行うことができる体制を整えています(詳しくはホームページをご覧下さい)。
皮膚や形態、機能の病気で悩む方に、「より良い人生を送るための医療」を提供するためにクリニックひいらぎを開院しました。